ギュゲスの二人 あらすじ
出版社：小学館 著者：カトウタカヒロ
漫画家とアシスタント二人に起きた奇跡。その奇跡は透明化。
その能力を知った担当編集は悪事の提案をしてきます。
主人公は、自己防衛とはいえその能力を悪用してしまう。
主人公は姿を消せる能力を得たアシスタントをモデルにした漫画を描き始める。
二人は悪意にのみこまれていく。
ギュゲスの二人 感想
面白い？ つまらない？
人の思考って面白いですよね。
ストレスがある時の反応も人によって違います。
相手に消えろと思う人もいれば、自分が消えてなくなりたいと思う人もいます。
上手くそれぞれのキャラクターの思考を描けている作品。
思考の部分を上手く表現出来ている漫画は面白いです。
ただし生かしておけば重要な人物になりそうな人にも能力を使用しています。
それを多発させてしまうと一部の人間からはつまらないと評価されてしまうかもしれません。
洋画だと銃で相手をすぐ殺してしまう傾向があります。
こうなるとその登場人物の思考が消えてしまうので勿体ないわけです。
追い詰められる心理的恐怖を残しておくとより作品に厚みが増します。
現時点では、そのバランスがとれており人におすすめしたくなる漫画です。
この漫画の透明化の能力はギュゲスの指輪がもとのアイデア。
指輪の所有者の意のままに透明になる事が出来ます。
ギュゲスの二人 主な登場人物
藤堂健
本作の主人公であり漫画家。
透明化の力を題材に漫画を描き始めていく。
最初の悪事により、彼の悪事に対する感覚は狂っていく。
日向優
主人公のアシスタント。主人公が描く透明人間のモデル。
気が弱く優しい心の少年。ストレスをかけられると消えたいと考えてしまう。
カトウタカヒロ先生の作品
Synopsis
Publisher: Shogakukan
Author: Takahiro Kato
A miracle happened to a manga artist and his assistant. That miracle is transparency.
The editor in charge learns of this ability and makes suggestions for evil deeds.
The main character was acting in self-defense, but ends up misusing that ability.
The main character begins drawing a manga based on an assistant who has gained the ability to disappear.
The two become engulfed in evil intent.